ウォルヴァーハンプトンvsブライトン プレミアリーグ 第2節

2023-2024
写真:@OfficialBHAFC

 8月19日(現地時間)にプレミアリーグ第2節が行われた。ブライトンは敵地でウォルバーハンプトンと対戦。この試合で先発を果たした日本代表MFの三笘薫が今季初ゴールをねじ込んだ。

スターティングメンバー、試合結果

 4-2-3-1の2列目左サイドで三笘は先発した。15分、左サイドでのペルビス・エストゥピニャンのくさびのパスを受けたブライトンの背番号22は前を向くと、一気に加速。中央突破を図り、敵陣へと切り込んだ。高速ドリブルで対峙したネルソン・セメドとジョアン・ゴメスを振り切ると、敵エリア内に侵入する。マックス・キルマンがユニホームを掴んで止めようとしたが、完全に勢いに乗った三笘は止まらず。最後はホセ・サを見極め、身体をやや左に傾かせながら、右足を逆方向へシュートを打ち、ゴール右隅へ決め先制点を挙げた。

 三苫は、ルートンに4 – 1で快勝した開幕戦での今シーズン初アシストに続く、初ゴールとなった。

 28分にはウルブスのファビオ・シウバに抜け出され、大ピンチを迎えるが、守護神のスティールが上手く足で止め、窮地を脱する。0 – 1で折り返すと、46分に三笘がペナルティエリア内でシュートのこぼれ球に反応し、柔らかいラストパス。受けたエストゥピニャンが難なく流し込み、0 – 2。

 勢いに乗るブライトンは、51分にも追加点。10番エンシソのグラウンダーのクロスに、タイミングよく走り込んだマーチがワンタッチで合わせた。止まらないマーチは、4分後にもエンシソのアシストでゴール。リードを4点に広げる。ただ、61分にCKから途中出場のファン・ヒチャンにヘッドで叩き込まれ、1点を返され1 – 4。その後、次々に選手を代えるなか、81分には最後の交代カードで1ゴール・1アシストの三笘もお役御免となった。試合はこのままタイムアップ。デ・ゼルビ体制2年目のブライトンが、2試合連続1 – 4で圧勝し、開幕2連勝を収めた。

 英衛星放送”Sky Sports”は、三苫を「ブライトンの目を引く日本代表FWは、ゴールとアシストで再びウルブスを苦しめた」「ミトマは、なぜ自分がドリブルの学位を持っているのかを説明するような、息をのむような個人技でチームに先制点をもたらした」と寸評しており、この試合のマン・オブ・ザ・マッチに三笘を選出した。

ウォルヴァーハンプトンスコアブライトン
0 – 115分
三苫薫
0 – 246分
ペルビス・エストゥピニャン
0 – 351分
ソリー・マーチ
0 – 455分
ソリー・マーチ
61分
ファン・ヒチャン
1 – 4

プレミアリーグ第2節の“チーム・オブ・ザ・ウィーク”

 三笘薫が、アラン・シアラー選出のプレミアリーグ第2節の“チーム・オブ・ザ・ウィーク”(週間ベスト11)に選出された。8月22日、プレミアリーグ公式サイトが発表した。

・GK
アルフォンス・アレオラ(ウェストハム)

・DF
セルジュ・オーリエ(ノッティンガム・フォレスト)
マヌエル・アカンジ(マンチェスター・シティ)
ペルビス・エストゥピニャン(ブライトン)

・MF
ジェームズ・ウォード・プラウズ(ウェストハム)
ドミニク・ソボスライ(リヴァプール)
パペ・マタル・サール(トッテナム)

・FW
レオン・ベイリー(アストン・ヴィラ)
ソリー・マーチ(ブライトン)
フィル・フォーデン(マンチェスター・シティ)
三笘薫(ブライトン)

・監督
ロベルト・デ・ゼルビ(ブライトン)

日本人初のプレミア月間ベストゴール

 三苫薫のプレミアリーグ第2節のウルヴァーハンプトン戦での先制点がプレミア月間ベストゴールに選出。

 プレミアリーグ月間ベストゴールの受賞は日本人として初の快挙である。ブライトンにとっても、2020年1月にアリレザ・ジャハンバフシュの受賞以来となる。

 三苫「このような賞をいただくことは滅多にないので光栄に思うし、チームメイトにも感謝している」

 「このゴールは、練習してきたことの成果だった。最初のディフェンダーを抜いた後、広大なスペースができた。ゴールに向かうにつれて、少しずつスピードがついてきたおかげで、ディフェンダーを抜くのが簡単になった。このゴールは、おそらく僕が決めた中で最高のゴールだと思う」

 「引退しても、このゴールのことはいつも頭に浮かぶと思う。滅多にあることじゃない。今後もこのような瞬間を作り続けたい」

ハイライト

タイトルとURLをコピーしました