2025バロンドール結果|男女別順位・ポイント完全版

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 2025年のサッカー界最高の個人賞「バロンドール」の候補者リストが発表されました。男子・女子ともに30名ずつがノミネートされ、世界トップレベルのスター選手が集結。今年のバロンドール候補には、ジュード・ベリンガム、キリアン・エムバペ、アーリング・ハーランドといった新世代のエースに加え、モハメド・サラーやロベルト・レヴァンドフスキなどのベテランも名を連ねています。

 女子バロンドールでは、アイタナ・ボンマティやアレクシア・プテジャスなど世界的に評価の高い選手たちが候補入り。

 本記事では、2025 バロンドール全候補者を日本語名・国籍・所属クラブ付きで一覧紹介し、受賞予想や注目選手のポイントも徹底解説します。

バロンドール2025 授賞式の詳細

  • 日程:2025年9月22日(月)
  • 会場:フランス・パリ シャトレ劇場(Théâtre du Châtelet)
  • 主催:フランス・フットボール誌
  • 授賞対象:2024年8月1日~2025年7月31日までの期間中に活躍した男子・女子選手

バロンドールとは?

 バロンドール(Ballon d’Or)は、世界で最も権威のあるサッカー個人賞の一つで、フランスのサッカー専門誌『フランス・フットボール(France Football)』が1956年に創設しました。名前の由来は「黄金のボール」を意味し、年間を通じて世界中で最も優れたパフォーマンスを発揮したサッカー選手に贈られます。

これまでリオネル・メッシ、クリスティアーノ・ロナウドといった伝説的スターが長年にわたって受賞を重ね、サッカーファンの間で最も権威のある賞として認知されています。バロンドールは単なる個人賞ではなく、そのシーズンのサッカー界の象徴ともいえる存在です。

バロンドールの選考基準と投票方法

 バロンドールは単なる得点数やタイトルの数だけで評価されるわけではありません。個人の技術力や試合への影響力、チームへの貢献度、さらにはフェアプレー精神など、総合的なパフォーマンスを基準に選考されます。
選考は世界各国のサッカージャーナリスト、代表監督、そして各国代表チームのキャプテンによる投票で決定され、これにより公平かつ多角的な視点から年間最優秀選手が選ばれます。

バロンドールの歴史的背景

 1956年、バロンドールはヨーロッパ出身選手に限定して創設されました。最初の受賞者はイングランド代表のスタンリー・マシューズで、彼の受賞は今も伝説として語り継がれています。
その後、1995年には国籍制限が撤廃され、南米やアフリカなどヨーロッパ以外の選手も受賞対象に含まれるようになりました。これにより、サッカーのグローバル化と共にバロンドールの権威はさらに高まりました。

 また、2010年から2015年までの間は、FIFA(国際サッカー連盟)と共同で「FIFAバロンドール」として開催されましたが、2016年からは再び『フランス・フットボール』単独での主催に戻り、伝統と革新を両立させた賞として現在に至っています。

バロンドールの影響力と受賞の意義

 バロンドールの受賞は、選手にとって最高の栄誉であり、キャリアの中での大きな節目となります。歴代の受賞者にはリオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウド、ルカ・モドリッチ、カリム・ベンゼマなど世界を代表するスーパースターが名を連ねています。
受賞した選手は市場価値が飛躍的に上昇し、スポンサー契約やクラブ移籍でも優位に立つことが多いです。さらに、ファンやメディアの注目度も格段に高まり、サッカー界全体に与える影響は計り知れません。

女子バロンドールの誕生と女性サッカーの発展

 近年、女子サッカーの人気と競技レベルの向上に伴い、2018年から女子バロンドールも新設されました。男子と同様に世界中の女子選手から年間最優秀選手が選ばれ、女性選手の評価や注目度を大きく高めています。
女子バロンドールは、アイタナ・ボンマティやアレクシア・プテジャスなど、多くの新星や実力者が受賞候補に挙がり、女子サッカーのさらなる発展と認知拡大に寄与しています。

男子バロンドール2025候補選手30名

名前(国籍)所属クラブ(2024-25シーズン)
ジュード・ベリンガム(イングランド)レアル・マドリード
ウスマン・デンベレ(フランス)パリ・サンジェルマン
ジャンルイジ・ドンナルンマ(イタリア)パリ・サンジェルマン
デジレ・ドゥエ(フランス)パリ・サンジェルマン
デンゼル・ダンフリース(オランダ)インテル
セルホ・ギラシ(ギニア)ボルシア・ドルトムント
ヴィクトル・ギョケレシュ(スウェーデン)スポルティングCP→アーセナル
アーリング・ハーランド(ノルウェー)マンチェスター・シティ
アクラフ・ハキミ(モロッコ)パリ・サンジェルマン
ハリー・ケイン(イングランド)バイエルン
フヴィチャ・クワラツヘリア(ジョージア)ナポリ→パリ・サンジェルマン
ロベルト・レヴァンドフスキ(ポーランド)バルセロナ
アレクシス・マック・アリスター(アルゼンチン)リヴァプール
ラウタロ・マルティネス(アルゼンチン)インテル
キリアン・エムバペ(フランス)レアル・マドリード
スコット・マクトミネイ(スコットランド)ナポリ
ヌーノ・メンデス(ポルトガル)パリ・サンジェルマン
ジョアン・ネヴェス(ポルトガル)パリ・サンジェルマン
ミカエル・オリーズ(フランス)バイエルン
コール・パーマー(イングランド)チェルシー
ペドリ(スペイン)バルセロナ
ラフィーニャ(ブラジル)バルセロナ
デクラン・ライス(イングランド)アーセナル
ファビアン・ルイス(スペイン)パリ・サンジェルマン
モハメド・サラー(エジプト)リヴァプール
フィルジル・ファン・ダイク(オランダ)リヴァプール
ヴィニシウス・ジュニオール(ブラジル)レアル・マドリード
ヴィティーニャ(ポルトガル)パリ・サンジェルマン
フロリアン・ヴィルツ(ドイツ)バイエル・レヴァークーゼン→リヴァプール
ラミン・ヤマル(スペイン)バルセロナ

女子バロンドール2025候補選手30名

名前(国籍)所属クラブ(2024-25シーズン)
サンディ・バルチモア(フランス)チェルシー
バルブラ・バンダ(ザンビア)オーランド・プライド
アイタナ・ボンマティ(スペイン)バルセロナ
ルーシー・ブロンズ(イングランド)チェルシー
クララ・ビュール(ドイツ)バイエルン
マリオナ・カルデンティ(スペイン)アーセナル
ソフィア・カントーレ(イタリア)ユヴェントス→ワシントン・スピリット
ステフ・キャトリー(オーストラリア)アーセナル
テムワ・チャウィンガ(マラウイ)カンザス・シティ
メルシー・デュモルネ(ハイチ)オリンピック・リヨン
エミリー・フォックス(アメリカ)アーセナル
クリスティアーナ・ジレッリ(イタリア)ユヴェントス
エステル・ゴンサレス(スペイン)ゴッサムFC
カロリーネ・グラハム・ハンセン(ノルウェー)バルセロナ
パトリ・グイハロ(スペイン)バルセロナ
アマンダ・グティエレス(ブラジル)パルメイラス
ハンナ・ハンプトン(イングランド)チェルシー
ペルニレ・ハルダー(デンマーク)バイエルン
リンジー・ヒープス(アメリカ)OLリヨン
クロエ・ケリー(イングランド)マンチェスター・シティ→アーセナル
フリーダ・マーヌム(ノルウェー)アーセナル
マルタ(ブラジル)オーランド・プライド
クララ・マテオ(フランス)パリFC
エヴァ・パヨール(ポーランド)バルセロナ
クラウディア・ピナ(スペイン)バルセロナ
アレクシア・プテジャス(スペイン)バルセロナ
アレッシア・ルッソ(イングランド)アーセナル
ヨハンナ・リュッティング・カネリュード(スウェーデン)チェルシー
キャロライン・ウィア(スコットランド)レアル・マドリード
リア・ウィリアムソン(イングランド)アーセナル

男子バロンドール2025最終順位

 男子バロンドール2025は、パリ・サンジェルマンのフランス代表FWウスマン・デンベレが初受賞した。

 PSGは昨季、トロフィー・デ・シャンピオン(国内スーパーカップ)、リーグ・アン(国内リーグ)、クープ・ド・フランス(国内カップ)の国内タイトルに加え、チャンピオンズリーグ(CL)初制覇を飾り、4冠を達成。また、準優勝に終わったものの、今夏に開催されたFIFAクラブワールドカップ2025では決勝に進出していた。デンベレは、公式戦60試合に出場し、37得点15アシストを記録。欧州主要5大リーグの選手の中でPKを除いた32ゴールという得点数は、フランス代表FWキリアン・エンバペ(36ゴール)、ポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキ(35ゴール)に次ぐ数字だった。

 昨季のリーグ・アンで21ゴール7アシストという最多の得点関与数を記録していたデンベレは、大会MVPに選出されたCLでも優勝に大きく貢献を果たし、8ゴール6アシストというチームメイトの誰よりも5得点多い得点関与数を記録。これはPSGの選手では歴代最多の得点関与数だったほか、ブラジル代表FWハフィーニャと並んで同大会最多の38回のチャンスメイク数も記録。全大会において90分あたりで、欧州5大リーグのFWの中でPK以外のゴール数(1.07)とシュート数(5.3)でトップとなったほか、前進的なキャリー数(10.3)では14位、タッチ数(65.5)では15位、相手ペナルティエリア内でのタッチ数(8.8)では7位。

順位選手クラブポイント
1ウスマン・デンベレパリ・サンジェルマン1380
2ラミン・ヤマルバルセロナ1059
3ビティーニャパリ・サンジェルマン703
4モハメド・サラーリヴァプール657
5ラフィーニャバルセロナ620
6アクラフ・ハキミパリ・サンジェルマン484
7キリアン・エムバペレアル・マドリード378
8コール・パーマーチェルシー211
9ジャンルイジ・ドンナルンマパリ・サンジェルマン172
10ヌーノ・メンデスパリ・サンジェルマン171
11ペドリバルセロナ124
12クヴィチャ・クワラツヘリアパリ・サンジェルマン123
13ハリー・ケインバイエルン・ミュンヘン112
14デジレ・ドゥエパリ・サンジェルマン74
15ヴィクトル・ギョケレスアーセナル56
16ヴィニシウス・ジュニオールレアル・マドリード51
17ロベルト・レヴァンドフスキバルセロナ49
18スコット・マクトミネイナポリ45
19ジョアン・ネヴェスパリ・サンジェルマン40
20ラウタロ・マルティネスインテル・ミラノ37
21セルフ・ギラシドルトムント25
22アレクシス・マク・アリスターリヴァプール21
22ジュード・ベリンガムレアル・マドリード21
24ファビアン・ルイスパリ・サンジェルマン20
24デンゼル・ダンフリースインテル・ミラノ20
26アーリング・ハーランドマンチェスター・シティ18
27デクラン・ライスアーセナル13
28フィルヒル・ファン・ダイクリヴァプール7
29フロリアン・ヴィルツレヴァークーゼン5
30ミカエル・オリーセバイエルン・ミュンヘン4

女子バロンドール2025最終順位

 バルセロナ・フェメニに所属するサッカースペイン女子代表MFアイタナ・ボンマティが3年連続のバロンドールを受賞。女子のバロンドールとしては史上初の快挙。バルセロナは昨季のUEFA女子チャンピオンズリーグ(UWCL)決勝でアーセナルに敗れ、3連覇を逃した。また、スペイン女子代表は女子ユーロ2025の決勝でイングランド女子代表に敗戦し、初の欧州制覇の夢は叶わなかった。それでも、UWCLでは2年連続の最優秀選手を受賞するなど、大きなインパクトを残していた。

 ボンマティは昨シーズン、58試合に出場して20得点16アシストを記録。バルセロナの国内3冠に貢献し、3年連続3度目の受賞を果たした。なお、ボンマティ以前には、同じくバルセロナのスペイン代表MFアレクシア・プテリャスが2年連続で受賞しており、5年連続で同一クラブのスペイン人選手が選出される結果となった。

順位選手クラブポイント
1アイタナ・ボンマティバルセロナ506
2マリオナ・カルデンティアーセナル478
3アレッシア・ルッソアーセナル420
4アレクシア・プテジャスバルセロナ388
5クロエ・ケリーアーセナル233
6パトリ・グイハロバルセロナ157
7リア・ウィリアムソンアーセナル151
8エヴァ・パヨルバルセロナ139
9ルーシー・ブロンズチェルシー135
10ハンナ・ハンプトンチェルシー122
11クラウディア・ピナバルセロナ115
12マルタオーランド・プライド111
13カロリーネ・グラハム・ハンセンバルセロナ108
14バルブラ・バンダオーランド・プライド101
15サンディ・ボルチモアチェルシー96
20カタリナ・マカリオチェルシー85
21リナ・オーバーバイエルン・ミュンヘン74
22エラ・トゥーンマンチェスター・ユナイテッド65
23ペルニレ・ハルダーバイエルン・ミュンヘン56
24アマンダ・グティエレスパルメイラス45
25エステル・ゴンサレスゴッサムFC36
26ヨハンナ・リティング・キャネリードチェルシー30
27ソフィア・カントーレワシントン・スピリット22
27エミリー・フォックスアーセナル19
29リンジー・ホランリヨン14
30フリーダ・マーナムアーセナル9
27クララ・マテオパリFC6
28ステフ・キャトリーアーセナル3
29キャロライン・ウィアレアル・マドリード1
29デビーニャカンザス・シティ・カレント1

バロンドール受賞後コメント

ウスマン・デンベレ

 「今起きたことは格別なことで、言葉で言い表すことができない。少し緊張を感じている。このトロフィーを獲得することは簡単なことではない。サッカー界のレジェンドであるロナウジーニョから受け取れたことは本当に特別なことだ」

「2023年に僕を迎え入れてくれたPSGに感謝している。素晴らしい家族だ。ナセル(・アル・ケライフィ会長)は僕にとって父親のような存在だ。そしていつも優しく接してくれたスタッフ全員と監督に感謝する。監督もまた父親のような存在だ。チームメイト全員にも感謝している。僕たちはほぼすべてをともに勝ち取ってきた。良い時も悪い時も皆が僕を支えてくれた。この個人トロフィーはチーム全員で勝ち取ったものだ」

アイタナ・ボンマティ

 「3回連続で来られて、もう何と言っていいか分からない。憧れの選手の一人、アンドレス・イニエスタからいただいた。彼らから学び、私のサッカーがあるのは、彼らのおかげ。本当に感謝している」

 「バルセロナにはすべての恩義があるの。ここは私の人生のクラブ。これからもずっとこのエンブレムを胸にできることを願っている」