9月23日(現地時間)にブンデスリーガ第5節バイエルンvsボーフムが行われた。
試合はバイエルンのホームスタジアムアリアンツアレーナで開催。
スターティングメンバー
バイエルン(4 – 4 – 2)
・GK
スヴェン・ウルライヒ
・DF
アルフォンソ・デイヴィス(65分:フランス・クレツィヒ)
キム・ミンジェ
デ・リフト(46分:ウパメカノ)
マズラウィ
・MF
キングスレイ・コマン(77分:トーマス・ミュラー)
ライマー
ヨシュア・キミッヒ(77分:レオン・ゴレツカ)
レロイ・サネ
・FW
ハリー・ケイン
シュポ=モティング(65分:マティス・テル)
・監督
トーマス・トゥヘル
ボーフム(3 – 5 – 2)
・GK
マヌエル・リーマン
・DF
エルハン・マショビッチ
イヴァン・オルデツ
ベルナルド
・MF
ヴィッテク(32分:ホフマン)
マトゥシュ・ベロ
アントニー・ルジア(46分:クリスティアン・ガンボア)
ケヴィン・シュテーガー
フェリックス・パスラック(36分:ロースリ)
・FW
浅野拓磨(68分:オスターヘッジ)
アントウィ=アジェイ(77分:ダシュナー)
・監督
トーマス・レッチュ
試合結果
先日、チャンピオンズリーグでもマンチェスター・ユナイテッドを4-3で下すなど、開幕から4勝1分け無敗と強さを見せつけるバイエルン。この一戦ではデ・リフトがリーグ戦初先発を飾り、キム・ミンジェとコンビを組んだ。一方敵地に乗り込んだボーフムでは、浅野拓磨がリーグ戦5試合連続の先発。
試合は4分にいきなり動く。バイエルンは自陣でカウンターを発動すると、最後は左のコマンのクロスに飛び込んだチュポ=モティングが流し込んだ。ホームチームが幸先よく先制に成功する。勢いは止まらず、12分にはデイヴィスの仕掛けからケインが追加点を叩き込み、あっという間に2点をリード。なお、ケインはブンデスリーガ開幕5試合で5ゴール目。
その後もバイエルンが主導権を握ってチャンスを量産すると、29分にはキミッヒのCKからデ・リフトが豪快なヘッドを叩き込んで3点目。39分にはケインのアシストからサネが4点目を奪い、前半で試合を決める。
後半に入っても主導権を渡さないバイエルンは、53分に獲得したPKをケインが成功。ケインは開幕5試合で6ゴール目となっている。圧倒する中、65分にはクレツィヒやテルら若手選手を投入。一方の苦しむボーフム。68分に浅野は交代となった。
止まらないバイエルンは、81分にケインのお膳立てからテルが6点目。88分にはケインがハットトリックを達成し、7-0とボーフムを粉砕した。
バイエルン | スコア | ボーフム |
---|---|---|
4分 シュポ=モティング | 1 – 0 | |
12分 ハリー・ケイン | 2 – 0 | |
29分 デ・リフト | 3 – 0 | |
38分 レロイ・サネ | 4 – 0 | |
54分 ハリー・ケイン | 5 – 0 | |
81分 マティス・テル | 6 – 0 | |
88分 ハリー・ケイン | 7 – 0 |
これでバイエルンはリーグ戦4勝目で無敗を継続。一方のボーフムは今季リーグ戦2敗目となり、勝利のない状況が続いている。
この試合でケインは移籍後初のハットトリックを達成したさらに、2アシストを記録。
新記録
トッテナムから加入したハリー・ケインは、ブンデスリーガデビューから5試合で7得点。バイエルンによると、これまでにゲルト・ミュラー(1965年)、ミロスラフ・クローゼ(2007年)、マリオ・マンジュキッチ(2012年)が保持していたリーグ戦最初の5試合の最多得点(5点)を上回り、新記録を樹立した。
また、リーグ最初の5試合で7得点3アシストと10ゴールに関与する数字でも2004年以降において、ドルトムントでプレーしたアーリング・ハーランド以来の記録だという。
イングランド人4人目
データサイト”OPTA”によると、ブンデスリーガではケビン・キーガン(1978年12月)、トニー・ウッドコック(1980年5月、1982年4月)、ジェイドン・サンチョ(2020年5月)に続いて、イングランド人史上4人目(5度目)となるハットトリック達成者にもなったようだ。
試合後のハリー・ケインコメント
ケインは試合後「プレースタイルやメンタリティによって僕たちは簡単そうにプレーすることができた。難しい試合になっていた可能性もあった」
「ボーフムはほとんどをマンツーマンでプレーし、ボールを持つ選手にとっての問題になっていた。でも、僕たちのチームの全員がさえていて、トップパフォーマンスを披露したし、僕たちは素早くプレーして、ウィングのスピードを使えていた。これがボーフムにとっての大きな問題になっていた」
また、自身のパフォーマンスについては「自分のゴールでチームの勝利に貢献することができて嬉しい。ここで快適に感じているし、チームのこともどんどんわかってきている。さらに多くのゴールが生まれることを願っている」