ニューカッスルvsパリ・サンジェルマン UEFAチャンピオンズリーグ グループF 第2節

2023-2024
写真:Getty Images

 10月4日(現地時間)にチャンピオンズリーググループF第2節ニューカッスルvsパリ・サンジェルマンの試合が行われた。

スターティングメンバー

ニューカッスル(4 – 3 -3)

・GK
ニック・ポープ

・DF
ダン・バーン
ファビアン・シェア
ジャマール・ラスセルズ
キーラン・トリッピアー

・MF
ショーン・ロングスタッフ
ブルーノ・ギマランイス
サンドロ・トナーリ(65分:エリオット・アンダーソン)

・FW
アンソニー・ゴードン(93分:マット・ターゲット)
アレクサンデル・イサク
ミゲル・アルミロン(71分:ジェイコブ・マーフィー)

・監督
エディ・ハウ

パリ・サンジェルマン(4 – 4 -2)

・GK
ジャンルイジ・ドンナルンマ

・DF
リュカ・エルナンデス
ミラン・シュクリニアル
マルキーニョス
アクラフ・ハキミ

・MF
マヌエル・ウガルテ(64分:ヴィトール・フェレイラ)
ウォーレン・ザイール・エメリ

・FW
キリアン・エムバペ
ゴンサロ・ラモス
ランダル・コロ・ムアニ(57分:ブラッドリー・バルコラ)
ウスマヌ・デンベレ

・監督
ルイス・エンリケ

試合結果

 今シーズン序盤の不調から完全に立ち直ったニューカッスル。直近の公式戦5試合はすべて無失点での負けなし(4勝1分)となっており、いい状態で試合を迎える。注目のDFラインには、ケガで戦列を離れているスヴェン・ボトマンに代わり、キャプテンマークを巻くジャマール・ラスセルズが入った。

 対するPSGは、直近のリーグ・アンの試合でクレルモンとスコアレスドローに終わったものの、こちらも公式戦3試合連続無失点と調子は上向き。CLでは前節ドルトムント相手に勝利を収めており、‟死の組”突破に向けて好スタートを切っていた。

 試合は開始間もない5分、PSGに最初のビッグチャンス。ニューカッスルのハイプレスを自陣でいなし一気にボールを前線へ運ぶと、最後はキリアン・エムバペから逆サイドのウスマン・デンベレへ見事なラストパスが渡る。ファーサイドで完全にフリーとなっていたデンベレはこれを左足のボレーで叩くも、狙いすましたシュートは枠のわずか左へ外れ、いきなりの先制点とはならなかった。

 ニューカッスルは17分、マルキーニョスのミスパスを奪い、イサクがシュート。ダイレクトで放ったこのシュートは一度はジャンルイジ・ドンナルンマの正面を突くも、跳ね返りに詰めていたアルミロンが左足で沈めて先制した。

 39分にはFKの流れからブルーノ・ギマランイスの山なりのクロスボールにバーンが頭で押し込んだ。

 後半に入ってもニューカッスルの勢いは止まらない。さらにニューカッスルは50分にはスルーパスに抜け出したロングスタッフがゴール右の角度のないところから右足シュートをねじ込んだ。

 パリSGは6分後にエルナンデスのゴールで1点を返したが、ニューカッスルは後半ロスタイムにシェアがダメ押しの右足ミドルを決めて勝利を決定づけた。

 ニューカッスルはボール保持率わずか31%。パリSGにボールを持たせながらも、カウンターを中心に攻め、ことごとく決定機をものにした。そして、CLで21シーズンぶりとなる勝利となった。

ニューカッスルスコアパリ・サンジェルマン
17分
ミゲル・アルミロン
1 – 0
39分
ダン・バーン
2 – 0
50分
ショーン・ロングスタッフ
3 – 0
3 – 156分
リュカ・エルナンデス
91分
ファビアン・シェア
4 – 1

 試合後に”TNT Sports”のインタビューに応じたバーンは、「クレイジーだ…まだ実感がわかないよ。ちょっと言葉が出ないね」「観客を楽しませたいと言っていたんだ。ホームで試合をすれば、きっと盛り上がると思っていたよ。得点を決めることができたのは、アメージングだったね」「パリが戦い方を変えないことはわかっていた。彼らは世界最高のチームのひとつだ。どの試合でも攻めてくるし、突破される時間帯もある。でも、観客の圧があればチャンスは生まれる。最後のゴールだって、僕らのプレッシングから生まれたんだ」

監督コメント

ハウ監督

 「今日の勝利が、今大会で成功するための自信を与えてくれることを願っている。まだ多くの試合があるが、これは小さな前進だ」「我々全員にとって特別な瞬間だ。ニューカッスルにとって特別な瞬間だ」

ルイス・エンリケ監督

 「こういう試合は監督にとってつらいものだ。立ち上がりは良かったと思う。ニューカッスルのプレッシングに対応し、ウス(デンベレ)には早い時間帯にチャンスもあった。正直、このスコアは理不尽だと思う。良いプレーをしたニューカッスルを祝福しなければならないとしても、1-4は厳しい」

フランスメディア

LADEPECHE

 「PSGが完全に崩壊。ニューカッスルのピッチで大敗を喫する」

FOOT MERCATO

 「パリはニューカッスルで屈辱を味わった」

foot national

 「ラ・レモンターダ以来のパリSG最大の敗北」「2017年3月8日、バルセロナのピッチ上で味わった屈辱(1 – 6)に次いで、首都クラブにとってチャンピオンズリーグで2番目に大きな敗北となる」

20minutes

 「パリの歴史における新たな伝説的な失態となった。選手や監督が毎年入れ替わるにもかかわらず、繰り返される事故について、我々は自問自答しなければならないだろう」

ハイライト

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